2018年2月、任意団体Good Newsが筑後川のゴミ拾い活動を開始して、10年目を迎えました。
自分達が見たいと思えるGood Newsを、自ら発信していこう。そんな「想い」という、気持ちひとつ醒めてしまったら消えてしまう、不確かなものを胸にして、筑後川を拠点に歩みを始めました。
僕らに出来る事=ゴミ拾いぐらいしかありませんでした。10年経った今でも同じ事を続けています。それが正解だったのか、そうで無かったのかは分かりません。
10年ゴミを拾っても、ゴミは減りません。
2018年2月までにゴミ拾い活動に参加してくれた人は、のべ6,800人。使用したゴミ袋は8,150袋になります。それでも、毎回2tトラック1台分が満車になるようなゴミを拾い、ゴールの見えない現実に唖然とする事もあります。
「ゴミ拾いで何が変えられるの?」
「想いだけじゃ、いつか消えてしまうだけ。」
一番正しい答えは何なのか?
そんな風に悩む度に、継続している理由を見失い
幾度か歩みを止めようと思った日もありました。
だけど、確かに変わった事があります。
それは、筑後川から見える小さな景色。
10年前は、ゴミ拾いに参加してくれる方々は口々にこう言っていました。「筑後川は、もう駄目だよ」と。
今は、「筑後川がこんな風になったら良いね」と夢や希望を語りゴミ拾いをしたり、子ども達は河川敷を走り回り、大人は珈琲を飲みながら交流を深めていくひとつの小さなコミュニティが生まれました。
それは所詮ほんの一握り、この目に映る小さな範囲での景色ですが、そんな小さな景色が世界中のローカルに生まれて行く事がGood Newsが生まれる、素敵な未来の地図を産んでいく未来へのお便りでは無いでしょうか?
今日も筑後川から見える夕陽は、脊振の山から久留米の町を茜色に染めていきます。幼い頃、祖父母の家で見ていた大好きな景色。それが僕のふるさとです。
きっと世界中の川に、世界中の皆のふるさとがある
そんな世界の小さな小さな片隅で行う
未来への祈りをくべるような活動。
今後も続けていきます。
1人の100歩よりも、100人の1歩。
参加してくれた、応援してくれた全ての皆様
本当にありがとうございます。
Good News10周年目
第1回目の筑後川リバークリーン活動は
2月10日に開催されます。
お祝いイベントは暖かくなってからを企画していますので今月はいつも通りに開催します。
ぜひ、遊びに来て下さいね
Good News
代表 中島重人
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